尾北医師会在宅医療連携拠点事業
○在宅医療連携拠点推進事業の目的
高齢化の進行に伴い、団塊の世代が75歳以上となる平成37年(2025年)には、高齢者の数が急増し、医療や福祉サービスの必要度が急速に高まると予測されています。
住み慣れた地域で安心して生活することを支えるためには、医療・介護の様々な支援を充実させていく必要があります。そのために、医療・介護の専門職がお互いに連携し、協働していく体制を整備してくことが求められています。
そこで尾北医師会では、愛知県の補助を受けて、江南市と共同で平成26年1月~平成27年3月にかけて「在宅医療連携拠点推進事業」に取組んでいます。医師・歯科医師・薬剤師・医療ソーシャルワーカー・訪問看護師・地域包括支援センター・介護支援専門員などの専門職が集まり、多職種連携を促進し、地域の医療・介護の支援を充実していくための具体的な方法について検討していきます。
また、在宅医療の普及啓発のため、地域住民のみなさまを対象とした講座や講演会を開催いたします。
○事業の概要
項目 | 事業内容 | |
1 多職種連携の課題の抽出と解決策の検討 多職種が一堂に会する場、行政担当者及び各関連機関等の管理者が参加する会合を設定し、課題を抽出し、解決策を検討 |
多職種協働在宅チーム全体会議 在宅医療支援ネットワーク会議 |
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2 在宅医療従事者の負担軽減の支援 | ||
2-(1) | (1) 地域の医療・福祉資源の量・質の把握、資源の有効活用や不足資源の確保のための具体的な方策の実施 | 在宅医療推進に関する アンケート調査 |
2-(2) | (2) 24時間対応の在宅医療提供体制の構築 | 検討会議 |
3 効率的で質の高い医療提供のための多職種連携 | ||
3-(1) | (1) 訪問支援の実施、多職種連携によるケアカンファレンスの開催 | 在宅医療チームモデル事例 専門職向けハンドブック |
3-(2) | (2) チーム医療を提供するための情報共有ツールの活用 | 医療と介護の知恵袋改定 |
3-(3) | (3) 在宅医療に従事する人材育成 | 在宅医療に関する勉強会 多職種連携研修会及び交流会 |
4 入院病床の確保及び家族の負担軽減に向けた取組み | ||
4-(1) | (1) 在宅療養者の症状急変時における入院病床確保のための後方支援病院の確保 | レスパイトサービス検討会議 |
4-(2) | (2) 家族の介護の負担軽減に向けたレスパイトサービス等の実施 | |
5 在宅医療に関する地域住民への普及啓発活動 | ||
5-(1) | (1) 地域での在宅医療を浸透させるためのフォーラムや講演会等の開催 | 家族介護講座 在宅医療推進フェスティバル |
5-(2) | (2) 住民向けの地域の医療・福祉資源マップやパンフレット等の発行 | 在宅医療啓発パンフレット |